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第2回那覇市漫湖公園のサガリバナお手入れ

 5月9日(土)、那覇市国場川河口域右岸側で、今年2回目のサガリバナのお手入れワークショップを行いました。OECでは、今年度、2ヶ月に1回のペースで、河川敷に植えたサガリバナの現状調査と下草刈作業、追肥作業をおこないサガリバナを元気にしていく計画をしています。前回は、B地区の手入れをおこないましたが、今回はA地区で実施しました。

国場川サガリバナお手入れの場所

追記作業中です


 3月のお手入れの時は、草の背丈は足首にも満たない程度でしたが、今回は、腰の高さほどの雑草が生い茂っていました。沖縄の亜熱帯性気候に因る草木のたくましい生長が実感できます。当日は、エンジン付き草刈機の登場で、予定していた場所のサガリバナの幹周りの草刈を容易におこなうことができました。特に、恩納村から参加いただいた会員の方は、手馴れた機械さばきで草刈作業に協力していただき、とっても大きな戦力となりました。
 これから夏場にむかいますます成長していくギンネムや雑草が大きく成長する前に、定期的に草刈をすることで、サガリバナの管理がしやすくなるだけでなく、公園を利用する方にとって、漫湖をのぞむ景観の確保や安全面の保持を図ることが期待できます。

エンジン付草刈機の登場


 今回もサガリバナの現状調査も実施しましたが、A地区のサガリバナは51本ありました。すくすくと元気に成長しているものもあれば、小さくとも新たに芽を出して懸命に成長しようとしているサガリバナもありました。成長度合いに差はあっても、今後の手入れ次第では、これからも成長して大きくなるだろう、と確信できました。

サガリバナのナンバリング


 また作業中に気がついたのですが、河川敷のコンクリート護岸のあちらこちらで、ブロックのすき間にシマシラキやクロヨナ、アコウ、ガジュマルなどの木の根がしっかりと張っているのが観察できました。ブロックを壊してしまうほどの植物の姿に、人工物の限界と自然の力強さを垣間見ることができました。

護岸に根を張る植物


 この日は、ジョギングロードをお散歩している地域の方とお話をする事ができました。いつも公園を利用している皆さんもサガリバナを気にかけていだだいている様子で、お手入れの活動に関心を寄せていただいていることを直接おうかがいすることができ、とっても嬉しかったです。今後も地道に活動を続けていき、小さな輪がすこしずつ、しかし着実に広がっていくことを目指したいと思います。
 次回は、7月11日(土)10:00を予定しています。サガリバナが咲く時期ですので、夜の観察会も準備できるといいと思っていますが、国場川河口域が難しい場合でも、沖縄県庁の構内や国場集落での鑑賞会を準備したいと思います。また時期が近くなりましたら、お知らせします。楽しみにしていてくださいね。

地道な活動を続けます



テーマ:沖縄 - ジャンル:地域情報

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