主催:おきなわ環境クラブ 協力:国場自治会、コープこくば、大嶺さん、嘉数さん
日時 平成21年9月19日(土)10:00~12:30
場所 那覇市国場集落
参加人数 19人
OECの事務所がある国場地域は、国場川中流域にあります。国場川が自然の水辺環境のままのとき、今のJAこくば(昔はグラウンド)の裏には、サガリバナの群落があり、おじぃや、おばぁは、よくそこで遊んでいたそうです。現在、群落があった場所には、アパートや住宅が建てられ、サガリバナの面影はありませんが、その子孫たちが国場集落の民家や路地で大切に育てられ、楽しむことができます。
今回は、集落内のサガリバナの観察や家主のお話を聞き、昔の国場集落の様子を知るとともに、サガリバナの種子ができるこの時期に種子を集めて、家庭でできる苗木作りをおこない、将来、集落内にサガリバナを増やして昔の水辺の自然の様子を取り戻すこと、をめざして企画しました。

国場自治会の全面協力のもと、集落への呼びかけをしていただき、各班長や子どもたちと一緒に、集落歩きや種子集め、アクアプランターの工作をおこないました。アクアプランターの作り方や仕組みは、OECから説明をおこないましたが、昔の国場集落については、やはり自治会長や班長、そしてサガリバナを育てている家主がよく知っています。9月下旬になりましたが、大嶺さんのお家のサガリバナは、まだ咲いていました。

今日はこの種子を採取して使いましょう。

国場自治会館を借りて、アクアプランター作りに挑戦。うまく切れるかな?

アクアプランターにお絵かきをしましょ。大人も夢中です。結構、楽しいでしょ。

はい、上手にできたよ。

手作りプランターに土を入れて、

種子を入れて、これで完成。今日、植えた種子は、来年の春に芽がでます。
それまで水を替えながら、楽しみにまっていましょうね。
催しのあと、自治会長から「来年もまたやろうね」と声をかけていただきました。サガリバナの情報交換や苗木づくりを通して、集落内の大人と子どもが一緒に水辺環境を考えるよい機会になったと感じました。今回は、16個の鉢植えができ、集落内の各家庭で育てられることになりましたが、この後も、簡単にできるアクアプランター作りとともに、国場集落内にサガリバナがたくさん増えていくことが楽しみです。

この写真は、1年苗です。
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