■日時 : 平成25年7月6日(土)~7日(日) 19:00~21:30
■場所 : 首里崎山町馬場(瑞泉)通り ※瑞泉酒造前の通り
■見学者数 : 650名(近隣の方、近隣外の県内の方、県外からの観光客)
■共同主催 : 崎山町自治会、NPO法人おきなわ環境クラブ
■協力 : 瑞泉酒造株式会社
■内容 :
①サガリバナを含む水辺の植物や湧水に富む首里三箇
(崎山、鳥堀、赤田)の歴史・文化について、沖縄エコツ
アーガイドが解説する
②ライトアップされたサガリバナを観察・観賞する
③崎山自治会主催のミニコンサート
首里崎山町馬場(瑞泉)通りには、約30本のサガリバナが植栽されています。
今回、崎山自治会との共同主催、ならびに瑞泉酒造株式会社の協力を得て、首里崎山町「さがり花 観賞の夕べ」を7/6(土)~7(日)の2日間、開催しました。
今年の梅雨明けは例年より9日早く、連日、猛暑が続いたため、首里崎山町のサガリバナの開花状況を心配しておりましたが、願いが通じたのか、4割程、蕾を残したままイベントを迎えることができたので、とても良かったです。
では、当日の様子を紹介します。
崎山自治会副会長の開会挨拶。方言が非常に堪能で会場をわかせました。
ただ、20~30代のヤマトウチナーグチ世代にとってはリスニング不可能。

崎山自治会長による共同主催代表挨拶。
当イベントに対する熱意のこもった挨拶でした。

19:00開始とあって、まだ、日は落ちず・・・。この時点ではサガリバナも蕾のままですが、それも自然の姿。時間を追うごとに変化を楽しむのも良し!!
夜が更けるにつれて、サガリバナも咲きはじめ、見学者も多くなりました。
また、交通規制を敷いたことで、馬場通りは歩行者天国となり、見学者はゆったりと、そして、じっくりとサガリバナの幻想的な美しさを堪能することができました。
NHK取材陣のインタビューを受ける見学者。7/8(月)のお昼および夕方のニュースで放送されました。
ミニコンサートの様子。透き通った夜空にオカリナ、フルートの清らかな音色が響き渡り、八重山民謡の歌声、三線の響きが、夜の花見に趣を感じさせます。
当イベントの見学者数は、2日間で650名と大変多くの方に足を運んでいただき、大盛況でした。また、サガリバナを観賞しながら、崎山町を含む首里三箇の歴史・文化にも触れることができ、大変意義深い夜だったと思います。
今回、地元自治体、および地元企業と協力して、一つのイベントを作り上げたことは、当クラブとして良い経験となりました。崎山自治会、および瑞泉酒造株式会社には多方面で惜しみないご協力をいただき、誠に感謝しております。
イベント後も、問合せの電話が寄せられ、夏の風物詩としてのサガリバナの関心の高さが伺えます。
開花のピークは過ぎてしまいましたが、幻想的な花を咲かせるのもサガリバナ、種子をつけるのも、また、サガリバナです。様々なシーンを観賞してみてはいかがでしょうか?
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■日時 : 平成25年6月29日(土)20:00‐21:15
■場所 : 那覇市国場地域(サガリバナ2ヵ所)
■人数 : 45名(一般、親子)
■内容 : ①国場地域の水辺の自然や環境について、
沖縄エコツアーガイドと民家の家主からお話をきく
②サガリバナを2ヵ所(白・ピンク)観察する
今年は、梅雨明けが早かったせいか(例年より9日早い)、6/29(土)の開催でありながら、2ヵ所の観賞ポイントのサガリバナは7割以上が咲落ちてしまうという状況での開催となってしまいました(自然は本当に難しいですね・・・。)
しかし、お陰様で今年も、新聞に広報が掲載されたその日に定員に達してしまい、「サガリバナ」のファンが年々、さらに増している(認知度が広がっている)と感じました。当日の様子を少し紹介します。

当クラブの会長より開会の挨拶をもらい、二手に分かれ、ガイドから国場地域の昔の様子について解説頂きました。
嘉数アパート前の樹齢約60年のサガリバナ(白)の様子。ほとんど、咲落ちていました。観賞会一週間前にピークを迎えていたため、非常に残念です。

毎年、お世話になっているメインの大嶺さんお宅の様子。樹齢約40年のサガリバナ(ピンク)のライトアップはとても幻想的でした。大嶺さん本人から見学者に向けて解説を頂きました。

夜が更けるにつれて、咲き始めるサガリバナ。

QAB取材陣のインタビューを受けるわんぱく小学生。翌日(6/30)の11:50のニュースで放送されました。
今年も、大嶺さんは快く受け入れて下さいました。毎年、本当に感謝しております。ありがうございました。
時期は残念ながら過ぎてしまいましたが、一部まだ咲いていたり、このあと種子をつけ始め、熟して落ちた種を拾う楽しみもまだあります。是非、皆さんの楽しみ方で水辺植物に触れてみてくださいね。
「国場川(漫湖湿地)の水環境改善に向けた啓発活動」H24年度 後期報告

・テーマ:
プログラムを通して漫湖湿地の水環境問題について知ろう!
・期間:平成24年度6月~10月
・場所:環境省 漫湖水鳥・湿地センター施設内及びその周辺
または、団体学校内
・対象:国場川流域住民 ※プログラム参加者数:約308名
・内容:
国場川(長堂川・饒波川)流域に住む小・中・高及び「こどもエコク
ラブ」の希望団体に向けて、「講義」、「視察」、「実習」、「まと
め」の4科目をセットプログラムとして実施する。
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去年の8月、このブログ内で前期の実施様子を紹介していますが、今回は、その後10月までに行われたプログラムの様子を紹介します~。
改めて…
那覇市にある国場川の下流、「漫湖」は、ラムサール条約登録湿地(水鳥の生息地として国際的に重要な湿地)に登録されていますが、全国的にみてもめずらしい「都市部に隣接する湿地」であるがゆえに、さまざまな環境要因によって問題や課題を抱えています。



今まで、橋の上からしか見ることのなかった“漫湖(湿地)”の河川敷に初めて降りる生徒がほとんどで、河口域に広がるマングローブ風景や、そこに棲むカニや貝、魚などのエサを取るために飛来する渡り鳥たちを多く観察でき、生態系豊かな漫湖(湿地)であることを肌で感じ、学びました。



また実習では、国場川の課題となっている漂着ゴミや水質の汚濁状況の簡易調査をおこないました。
ゴミ調査のカウント結果から、自分たち人間が出した生活ゴミ(特に、お菓子や買物袋のポリ・ビニール袋、ペットボトル、発泡スチロール等)が、中・上流域より下流の方が圧倒的に多いことが分かりました。



水質調査では、中・上流域と下流域から採取した水を比較すると、下流(那覇大橋下にて採水)よりも中・上流(めーばる橋、上間橋にて採水)の方が汚れ(COD)も高く、濁って(透視度)いました。
現在の水質状態はだいぶ改善されつつあるものの、未だ、私たちが出す生活排水が汚濁原因の約8割を占めているとされています。特に、湿地センター横の排水溝では、近くの団地からくる生活排水が流れるため、洗濯機を回す朝の時間や夕方の調理時間では、極端に結果が出ることも。


その他、対象に合わせたプログラムとして、エコクラブには水辺植物の種子を使った「工作体験」を最後に楽しんでもらいました。
これまでの体験について思い出の絵を描いてもらい、友達や家族へ渡してもらうことで、漫湖で楽しかったことや感じたことを伝えてもらいます。


最後は、このプログラムを通して「意見交換・まとめ」から出た発表を少しご紹介します~。
①漫湖で気づいたことは?
・「生きもの(カニ)がたくさんいた」
・「川によってゴミの量が違うことが分かった」
・「思ったより悪臭はなかった」
・「干満による川の変化を観察できた」
・「マングローブが広がってきていることが分かった」
②私たちにできることって何だろう?
・「ポイ捨てはしない・させない」
・「家庭から出来るだけ有害な水を流さない」
・「環境活動に参加する」
・「生きものを増やすことで、自然も増やす」などなど。。
短い時間の中でしたが、自分に出来ることについて皆さん、一生懸命に考えてくれました。(紹介しきれなくてごめんなさい~)
自分だけでなく、友達や家族にもポイ捨て「させない!」とは、なんとも頼もしい決意です!
各団体との調整やプログラムの実施に当たり、初めてのセットプログラムとあって、毎回、試行錯誤の連続でしたが、生徒たちの「気づき」や「発見」を目の当たりにできたことは、当クラブにとって、大変意義深い時間を一緒に共有できたものと思っています。
通常授業もある中、時間を調整して受講頂いた各学校の先生方へは、この場を借りて改めてお礼申し上げます。ご協力を頂きまして、有難うございました。
今回のコカ・コーラ社による「い・ろ・は・す“地元の水”応援プロジェクト」は、有難いことに、引き続き今年も当クラブが選ばれることとなりました。(寄付対象期間:2013/2/25~10/20)
より良いプログラムとなるよう、今後も、思考錯誤を続けていきたいと思います。
開催目的:多くの市民にイベントを通し、身近に残された貴重な自然に親しみ、水辺の環境補選の大切さを認識してもらうため、国場川水あしびを開催する。
◇日 時:平成23年12月17日(土)9:30-15:30
◇場 所:環境省 漫湖水鳥・湿地センター
◇対 象:一般、親子
◇OECブース来場者:65名、
◇OEC自然体験型ゲーム参加者:12名
◇フェア全体参加者:176名
OECテーマ:おきなわ環境クラブの環境啓発活動紹介
-内容-
①OECの概要と活動紹介
②水辺の植物や漂着物の展示
③教材や資料の展示、無料配布、販売
④自然体験型ゲーム:自然観察と工作体験(13:00-14:30)
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当日の様子をご紹介します~。
今年も、例年通り国場川沿いと豊見城高校側の清掃活動が行われました。

マングローブ稚樹抜取については、去年同様、潮の関係で大々的な実施はされず、エコクラブの子たちが湿地センター木道横の敷地にて清掃作業を行っていました。

出展ブースでは、①「漫湖自然環境連絡協議会」、②「株式会社イーエーシー」、③「沖縄県環境科学センター」、④「環境省那覇自然環境事務所」⑤OECの計5団体が今年も参加。



各展示では、県内の河川に関するパネル展示や「簡易水質調査」による体験コーナー、「河川水の観察」として顕微鏡による菌類の観察の体験コーナーが設けられていました。
また、「漫湖に棲む生き物たち」の紹介コーナーでは、直接、オオウナギに触れ合うことができるとあって毎年人気です。

OECブースの展示については、地域活動の「国場川サガリバナワークショップ」や「サガリバナ鑑賞会」のパネルに加え、今年の5月~10月に実施をした「コカ・コーラ(い・ろ・は・す)寄付金事業」による「国場川流域の中・上流域に向けた環境啓発活動」の紹介をしました。

展示物の種子や教材

そして、工作で用意した「サキシマスオウノキ」種子を使い、即席の「木の実釣り」ゲームを設けました。簡単な釣りゲームですが、ブース前に設置したところ意外にも大人気で、大人も子供も楽しく遊んでくれました!
10秒で何個木の実が釣れるか?!ゲーム。

釣れるとキャンディー棒をもらえちゃう?!

いっきに3つもゲット!!!すっごーい♪

お昼は、お待ちかねの「はえばる豚」汁。食べ応えのある豚汁は、美味しくて体が温まりました!
~「自然体験型ゲーム」~
午後からは、OECを含む3団体からの自然体験型ゲームが行われました。
①「カモフラージュ」 自然の中に隠れた人工物を見つけよう!
②「~探検!漫湖にある水辺植物ってな~んだ?(工作体験付き!)~」
③「小さな生きもの探し」 漫湖の川にはどんな生きものがいるのか見てみよう!


OECは、水鳥湿地センターの施設見学と、木道からの水辺植物の観察、そして人気の「サキシマスオウノキ」の種子を使った工作をメインにプログラムを実施をしました。

カニの仲間では、「ヤエヤマシオマネキ」や「フタバカクガニ」、貝類では「オカミミガイ」や「ウミニナ」を発見!!

観察後は、ブースにてお待ちかねの工作!



今年も、地域の子供たち(リピーター)が多かったようですが、できればご両親にもご参加頂きたいなぁ、と毎年感じます。
きっとお仕事や家事や用事やらで忙しいことと思いますが、親子での参加は、きっと素敵な時間・思い出となること間違いなしです★(大人にこそ、地域の魅力やの再発見があると思いますよー!)
是非、次回こそは親子で『水あしび』にご参加を・・・!
お待ちしておりま~す。
-おまけ-
before(清掃前)

after(清掃後)

みなさん、本当にお疲れ様でした!!
テーマ:「~ウチナーから世界の舞台へ! 未来への挑戦と結(ゆい)の創造~」◇日時:平成24年11月10日-11日(土・日)
◇場所:沖縄国際センター
※OECブース:1階「島人ぬ宝ゾーン(1階ロビー広間)」
◇OECブース来場者:56名
◇OECワークショップ参加者:53名
◇フェア全体来場者:4,469名(2日間)
◇ブース内容:
・OEC自主事業(地域向け活動)の紹介
・OEC受託事業(JICA研修受け入れコース)の紹介
・「サキシマスオウノキ」の種子を使ったマグネット
&ネックレス工作の体験
当日の様子を紹介します~。
今年のフェスティバル参加団体数は、県内のNGO・自治体・民間企業等から計44団体が参加され、それぞれは「島人ぬゾーン(1階)」、「万国津梁ゾーン(2階)」、「うまんちゅぬ交流ゾーン(3階)」としてテーマ毎に分かれた場所での出展となりました。(その他には、エスニック屋台の出店や新規出展の団体が5団体)
当クラブは、1階玄関前ロビーの「島人ぬゾーン」にて、『ウチナーの環境と魅力』というテーマ枠で、出展することとなり、「(特活)国頭ツーリズム」さんや「リサイクル運動市民の会」さん、また「(財)沖縄観光コンベンションビューロー」さんたちと並びました。

フェア初日、開会式では「オオゴマダラ」の放蝶と同時に幕が開けると、さっそく来場者がブースを見学に訪れました。
OECでは、研修コースの1つ、「エコツーリズム企画・運営」コースにちなみ、沖縄県の観光プロポーションDVDを上映し、興味を持った来場者にJICA研修の各コースを解説しながら、自主事業での「地域向け活動」も紹介しました。


他ブースも少し紹介しましょうね~。
(財)沖縄観光コンベンションビューロー
配布用の県内観光パンフは、日・英だけでなく、中国語やフランス語など他の言語も用意されており、人気でした!

沖縄ブラジル協会

沖縄ペルー協会/AMDA協会沖縄

沖縄県青年海外協力会 協力隊OB会によるバザー(東日本大震災への寄付活動)

2階フロアーの様子

「アフリカの平和」ブース

また、体育館でのイベント「世界の歌と踊り」では、JICA研修員たちによる各国(大洋州・中南米・アフリカなど)の伝統ダンスが披露され、会場は大盛り上がりでした!

その他、今年のイベントは18件も開催され、沖縄県事業(ウチナー文化未来塾による琉球浪漫舞台)や、KACHINBA DXによるコンサートなど、趣向を凝らしたイベントが大好評だったようです。
また、今年は、海外50カ国から来沖しているJICA研修員130名に、主催側の一員として、各イベントに参加・お手伝いをすることが決められており、ちょうど当クラブでも研修中だった中南米の研修員たちが、OECブースのお手伝いに来てくれました!
他には、Kids Roomで沖縄の子供と触れ合う研修員や、図書資料室で行われた研修員による外国語の「絵本読み聞かせ」など、来場者(県民)と楽しそうに触れ合う場面があり、とても印象的でした。
・・・
~おまけのワークショップ様子~
サキシマスオウノキ」種子を使った『マグネット』と『ネックレス』の工作体験を実施しました。


1回限りのワークショップでしたが、小さい子でも参加できるとあってか、あっという間に定員に達して親子連れでいっぱいに!
子供たちがお絵かきをしている間、お父さん・お母さんたちには、工作に使用する種の「サキシマスオウノキ」について解説をしました。
バックマングローブと呼ばれる「水辺植物」であること、生育場所が水辺開発や埋め立てにより「希少」となっていることを解説し、工作の背景やOECの活動目的についても、少しお話させてもらいました。
今年は、OECのブースとワークショップ(工作体験)を別の場所としたことで、ブース自体の来場者数は去年より少なくなってしまいましたが、今年も幅広い年代の方にご来場・ご参加頂けました。
フェア全体としても、過去最高の参加者数(4,469名)となるようで、リピーターに加え、初参加者も増えつつあるようです。皆さん、国際協力や交際交流への感心が高いのですね。
2012年のフェアでは、本土復帰40周年、さらには沖縄21世紀ビジョン基本計画の新たなスタートとなる年として、今回のテーマが掲げられたようです。
沖縄で活躍される方々が、今後もますます世界へ羽ばき・つながることで、その背中を追う未来の子供たちも増えるといいですね!
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