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OECトピックス

おきなわ環境クラブの新着情報

第26回国場川ワークショップ

『地域で一緒に水辺植生(サガリバナや海浜植物)を再現しよう!』

主催:NPO法人 おきなわ環境クラブ
日時:平成25年7月13日(土)
場所:漫湖公園遊具場前近くジョギングロード沿い河川敷
人数:5名
参加費:100円/名

-主な内容-
・A区域(A1-A3)の下草刈作業

今年5月に予定していたワークショップは、大雨のため中止となり、今回は4か月ぶりの開催となりました。梅雨明けからはあまり雨が降らず、連日、猛暑続きと参加者の体調を心配しておりましたが、台風が去った後だったため、風があり、涼しく感じました。
今回は、初めての参加者1名と、顔なじみの会員さん1名、そして事務局スタッフ3名の計5名での作業でした。
当日の活動を少し紹介します。

草刈作業開始直後の様子。4ヵ月放置していたため、雑草はのび放題。ありゃ~。
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サガリバナの木陰で一休み。
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サガリバナは枝振りが広いので、背丈が低い割には木陰は大きいです。涼しそう~。
写真


風があって涼しいと言えども、ここは沖縄。木陰を出ると、強い日差し待っています。がんばれ~!!
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参加者の皆さんのおかげで、あっという間に約30m(長さ)×2m(幅)の範囲を草刈りすることができました。炎天下の中、サガリバナの手入れ作業にご参加いただき、誠にありがとうございました。
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このワークショップは、2か月に1回、第2土曜を基本に開催します。
(※毎回、HPや新聞等で広報されます。詳しくはお問い合わせ下さい)
初めての方でも気軽に参加できますので、皆さんのご参加お待ちしております~♪


~ おまけ① ~
この日は、蕾から開花し、種子ができて発芽するまでの各状態を写真におさめることができました。
サガリバナの生態


~ おまけ② ~
漫湖公園河川敷に沿って生えているヤエヤマヒルギの根をよく見ると・・・必死に根にしがみつく「とんとんみー」たち。国場川ワークショップではいろいろな動物たちとの出会いもありますよ~。
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平成25年度 首里崎山町「さがり花 観賞の夕べ」

■日時 : 平成25年7月6日(土)~7日(日) 19:00~21:30
■場所 : 首里崎山町馬場(瑞泉)通り ※瑞泉酒造前の通り
■見学者数 : 650名(近隣の方、近隣外の県内の方、県外からの観光客)
■共同主催 : 崎山町自治会、NPO法人おきなわ環境クラブ
■協力 : 瑞泉酒造株式会社
■内容 : 
  ①サガリバナを含む水辺の植物や湧水に富む首里三箇
   (崎山、鳥堀、赤田)の歴史・文化について、沖縄エコツ
   アーガイドが解説する
  ②ライトアップされたサガリバナを観察・観賞する
  ③崎山自治会主催のミニコンサート

首里崎山町馬場(瑞泉)通りには、約30本のサガリバナが植栽されています。
今回、崎山自治会との共同主催、ならびに瑞泉酒造株式会社の協力を得て、首里崎山町「さがり花 観賞の夕べ」を7/6(土)~7(日)の2日間、開催しました。

今年の梅雨明けは例年より9日早く、連日、猛暑が続いたため、首里崎山町のサガリバナの開花状況を心配しておりましたが、願いが通じたのか、4割程、蕾を残したままイベントを迎えることができたので、とても良かったです。
では、当日の様子を紹介します。

崎山自治会副会長の開会挨拶。方言が非常に堪能で会場をわかせました。
ただ、20~30代のヤマトウチナーグチ世代にとってはリスニング不可能。
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崎山自治会長による共同主催代表挨拶。
当イベントに対する熱意のこもった挨拶でした。
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19:00開始とあって、まだ、日は落ちず・・・。この時点ではサガリバナも蕾のままですが、それも自然の姿。時間を追うごとに変化を楽しむのも良し!!
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夜が更けるにつれて、サガリバナも咲きはじめ、見学者も多くなりました。
また、交通規制を敷いたことで、馬場通りは歩行者天国となり、見学者はゆったりと、そして、じっくりとサガリバナの幻想的な美しさを堪能することができました。
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NHK取材陣のインタビューを受ける見学者。7/8(月)のお昼および夕方のニュースで放送されました。
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ライトアップすると幻想的にみえるサガリバナ
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ミニコンサートの様子。透き通った夜空にオカリナ、フルートの清らかな音色が響き渡り、八重山民謡の歌声、三線の響きが、夜の花見に趣を感じさせます。
ミニコンサートの様子


当イベントの見学者数は、2日間で650名と大変多くの方に足を運んでいただき、大盛況でした。また、サガリバナを観賞しながら、崎山町を含む首里三箇の歴史・文化にも触れることができ、大変意義深い夜だったと思います。

今回、地元自治体、および地元企業と協力して、一つのイベントを作り上げたことは、当クラブとして良い経験となりました。崎山自治会、および瑞泉酒造株式会社には多方面で惜しみないご協力をいただき、誠に感謝しております。

イベント後も、問合せの電話が寄せられ、夏の風物詩としてのサガリバナの関心の高さが伺えます。
開花のピークは過ぎてしまいましたが、幻想的な花を咲かせるのもサガリバナ、種子をつけるのも、また、サガリバナです。様々なシーンを観賞してみてはいかがでしょうか?

平成25年度 国場 夜のサガリバナ鑑賞会

■日時 : 平成25年6月29日(土)20:00‐21:15
■場所 : 那覇市国場地域(サガリバナ2ヵ所)
■人数 : 45名(一般、親子)
■内容 : ①国場地域の水辺の自然や環境について、
       沖縄エコツアーガイドと民家の家主からお話をきく
      ②サガリバナを2ヵ所(白・ピンク)観察する

今年は、梅雨明けが早かったせいか(例年より9日早い)、6/29(土)の開催でありながら、2ヵ所の観賞ポイントのサガリバナは7割以上が咲落ちてしまうという状況での開催となってしまいました(自然は本当に難しいですね・・・。)

しかし、お陰様で今年も、新聞に広報が掲載されたその日に定員に達してしまい、「サガリバナ」のファンが年々、さらに増している(認知度が広がっている)と感じました。当日の様子を少し紹介します。

当クラブの会長より開会の挨拶をもらい、二手に分かれ、ガイドから国場地域の昔の様子について解説頂きました。
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嘉数アパート前の樹齢約60年のサガリバナ(白)の様子。ほとんど、咲落ちていました。観賞会一週間前にピークを迎えていたため、非常に残念です。
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毎年、お世話になっているメインの大嶺さんお宅の様子。樹齢約40年のサガリバナ(ピンク)のライトアップはとても幻想的でした。大嶺さん本人から見学者に向けて解説を頂きました。
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夜が更けるにつれて、咲き始めるサガリバナ。
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QAB取材陣のインタビューを受けるわんぱく小学生。翌日(6/30)の11:50のニュースで放送されました。
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今年も、大嶺さんは快く受け入れて下さいました。毎年、本当に感謝しております。ありがうございました。
時期は残念ながら過ぎてしまいましたが、一部まだ咲いていたり、このあと種子をつけ始め、熟して落ちた種を拾う楽しみもまだあります。是非、皆さんの楽しみ方で水辺植物に触れてみてくださいね。

平成24年度コカ・コーラ環境・教育財団の寄付金による活動


「国場川(漫湖湿地)の水環境改善に向けた啓発活動」


H24年度 後期報告

001_国場川(漫湖)空中写真(google)

・テーマ:
  プログラムを通して漫湖湿地の水環境問題について知ろう!

・期間:平成24年度6月~10月
・場所:環境省 漫湖水鳥・湿地センター施設内及びその周辺
    または、団体学校内
・対象:国場川流域住民  ※プログラム参加者数:約308名
・内容:
  国場川(長堂川・饒波川)流域に住む小・中・高及び「こどもエコク
  ラブ」の希望団体に向けて、「講義」、「視察」、「実習」、「まと
  め」の4科目をセットプログラムとして実施する。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

去年の8月、このブログ内で前期の実施様子を紹介していますが、今回は、その後10月までに行われたプログラムの様子を紹介します~。


改めて…

那覇市にある国場川の下流、「漫湖」は、ラムサール条約登録湿地(水鳥の生息地として国際的に重要な湿地)に登録されていますが、全国的にみてもめずらしい「都市部に隣接する湿地」であるがゆえに、さまざまな環境要因によって問題や課題を抱えています。
河川敷に引き上げられる上流からの漂着ゴミ(台風後)

タイヤや自転車などが埋もれています

環境省のモニタリング調査 「マングローブの伐採区」



今まで、橋の上からしか見ることのなかった“漫湖(湿地)”の河川敷に初めて降りる生徒がほとんどで、河口域に広がるマングローブ風景や、そこに棲むカニや貝、魚などのエサを取るために飛来する渡り鳥たちを多く観察でき、生態系豊かな漫湖(湿地)であることを肌で感じ、学びました。
湿地センター木道からの底生生物の観察

とよみ大橋からのマングローブ拡大様子を観察

国場川(漫湖)左岸河川敷にて


また実習では、国場川の課題となっている漂着ゴミや水質の汚濁状況の簡易調査をおこないました。


ゴミ調査のカウント結果から、自分たち人間が出した生活ゴミ(特に、お菓子や買物袋のポリ・ビニール袋、ペットボトル、発泡スチロール等)が、中・上流域より下流の方が圧倒的に多いことが分かりました。
10mの方形区にあるゴミをカウント中

台風直前とあってゴミが散乱!

マングローブにひっかかったゴミから異臭がします


水質調査では、中・上流域と下流域から採取した水を比較すると、下流(那覇大橋下にて採水)よりも中・上流(めーばる橋、上間橋にて採水)の方が汚れ(COD)も高く、濁って(透視度)いました。

現在の水質状態はだいぶ改善されつつあるものの、未だ、私たちが出す生活排水が汚濁原因の約8割を占めているとされています。特に、湿地センター横の排水溝では、近くの団地からくる生活排水が流れるため、洗濯機を回す朝の時間や夕方の調理時間では、極端に結果が出ることも。
透視度計、CODテストをメインに測定中。

濁っているだろうか…


その他、対象に合わせたプログラムとして、エコクラブには水辺植物の種子を使った「工作体験」を最後に楽しんでもらいました。

これまでの体験について思い出の絵を描いてもらい、友達や家族へ渡してもらうことで、漫湖で楽しかったことや感じたことを伝えてもらいます。
アクアプランター工作様子


サキシマスオウノキのタネで出来たマグネット



最後は、このプログラムを通して「意見交換・まとめ」から出た発表を少しご紹介します~。


①漫湖で気づいたことは?

・「生きもの(カニ)がたくさんいた」
・「川によってゴミの量が違うことが分かった」
・「思ったより悪臭はなかった」
・「干満による川の変化を観察できた」
・「マングローブが広がってきていることが分かった」

②私たちにできることって何だろう?

・「ポイ捨てはしない・させない」
・「家庭から出来るだけ有害な水を流さない」
・「環境活動に参加する」
・「生きものを増やすことで、自然も増やす」などなど。。


短い時間の中でしたが、自分に出来ることについて皆さん、一生懸命に考えてくれました。(紹介しきれなくてごめんなさい~)
自分だけでなく、友達や家族にもポイ捨て「させない!」とは、なんとも頼もしい決意です!


各団体との調整やプログラムの実施に当たり、初めてのセットプログラムとあって、毎回、試行錯誤の連続でしたが、生徒たちの「気づき」や「発見」を目の当たりにできたことは、当クラブにとって、大変意義深い時間を一緒に共有できたものと思っています。

通常授業もある中、時間を調整して受講頂いた各学校の先生方へは、この場を借りて改めてお礼申し上げます。ご協力を頂きまして、有難うございました。


今回のコカ・コーラ社による「い・ろ・は・す“地元の水”応援プロジェクト」は、有難いことに、引き続き今年も当クラブが選ばれることとなりました。(寄付対象期間:2013/2/25~10/20)

より良いプログラムとなるよう、今後も、思考錯誤を続けていきたいと思います。












2012年 第18回 国場川水あしび



開催目的:
多くの市民にイベントを通し、身近に残された貴重な自然に親しみ、水辺の環境補選の大切さを認識してもらうため、国場川水あしびを開催する。


◇日 時:平成23年12月17日(土)9:30-15:30
◇場 所:環境省 漫湖水鳥・湿地センター
◇対 象:一般、親子
◇OECブース来場者:65名、
◇OEC自然体験型ゲーム参加者:12名
◇フェア全体参加者:176名

OECテーマ:おきなわ環境クラブの環境啓発活動紹介

-内容-
①OECの概要と活動紹介
②水辺の植物や漂着物の展示
③教材や資料の展示、無料配布、販売
④自然体験型ゲーム:自然観察と工作体験(13:00-14:30)

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


当日の様子をご紹介します~。


今年も、例年通り国場川沿いと豊見城高校側の清掃活動が行われました。
清掃出発前の打ち合わせ

マングローブ稚樹抜取については、去年同様、潮の関係で大々的な実施はされず、エコクラブの子たちが湿地センター木道横の敷地にて清掃作業を行っていました。
湿地センター木道内にて


出展ブースでは、①「漫湖自然環境連絡協議会」、②「株式会社イーエーシー」、③「沖縄県環境科学センター」、④「環境省那覇自然環境事務所」⑤OECの計5団体が今年も参加。
「漫湖保全連絡協議会」さんブース

「環境省那覇自然環境事務所」さん

「沖縄県環境科学センター」さん

各展示では、県内の河川に関するパネル展示や「簡易水質調査」による体験コーナー、「河川水の観察」として顕微鏡による菌類の観察の体験コーナーが設けられていました。

また、「漫湖に棲む生き物たち」の紹介コーナーでは、直接、オオウナギに触れ合うことができるとあって毎年人気です。
うにょうにょ・・

OECブースの展示については、地域活動の「国場川サガリバナワークショップ」や「サガリバナ鑑賞会」のパネルに加え、今年の5月~10月に実施をした「コカ・コーラ(い・ろ・は・す)寄付金事業」による「国場川流域の中・上流域に向けた環境啓発活動」の紹介をしました。
新品のパネル

展示物の種子や教材
参考書


そして、工作で用意した「サキシマスオウノキ」種子を使い、即席の「木の実釣り」ゲームを設けました。簡単な釣りゲームですが、ブース前に設置したところ意外にも大人気で、大人も子供も楽しく遊んでくれました!

10秒で何個木の実が釣れるか?!ゲーム。
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釣れるとキャンディー棒をもらえちゃう?!
10秒があっという間で意外に1個以上が難しい…

いっきに3つもゲット!!!すっごーい♪
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お昼は、お待ちかねの「はえばる豚」汁。食べ応えのある豚汁は、美味しくて体が温まりました!



~「自然体験型ゲーム」~

午後からは、OECを含む3団体からの自然体験型ゲームが行われました。

 ①「カモフラージュ」 自然の中に隠れた人工物を見つけよう!
 ②「~探検!漫湖にある水辺植物ってな~んだ?(工作体験付き!)~」
 ③「小さな生きもの探し」 漫湖の川にはどんな生きものがいるのか見てみよう!
「自然体験型ゲーム」受付

ぜんぶに参加したぁーい!

OECは、水鳥湿地センターの施設見学と、木道からの水辺植物の観察、そして人気の「サキシマスオウノキ」の種子を使った工作をメインにプログラムを実施をしました。
まずは漫湖の概要について・・

カニの仲間では、「ヤエヤマシオマネキ」や「フタバカクガニ」、貝類では「オカミミガイ」や「ウミニナ」を発見!!
双眼鏡使うと良く見えるねー!

観察後は、ブースにてお待ちかねの工作!
市のスタッフも子供にまざって体験しました!

お絵かきなら得意だよー☆

かわいいのが出来たよ☆


今年も、地域の子供たち(リピーター)が多かったようですが、できればご両親にもご参加頂きたいなぁ、と毎年感じます。

きっとお仕事や家事や用事やらで忙しいことと思いますが、親子での参加は、きっと素敵な時間・思い出となること間違いなしです★(大人にこそ、地域の魅力やの再発見があると思いますよー!)


是非、次回こそは親子で『水あしび』にご参加を・・・!
お待ちしておりま~す。



-おまけ-

before(清掃前)
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after(清掃後)
見違えるほどきれいに!

みなさん、本当にお疲れ様でした!!
短時間での収穫!!